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塗師屋さんのヒマつぶし

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鴨とりゴンベの                坂場へ                     よ~こそ~!

除雪×坂網×大猟!

晴れ間を見て「お墓」の雪除けに行きました。

  この場までは「カンジキ(スノーシュー)」で移動

やはり埋もれていました。

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今日も「坂網猟」に片野の鴨池に着きました。

  いつものこと・・・皆は既に坂場に行って番小屋には誰もいない。

静まりかえった小屋の中は寒々としてる。

 部屋に入ると先ほどまで皆が談笑してた感のある暖かさを残した丸ストーブが部屋の真ん中に・・・

その上には洗濯物干しがあり私の「マスク(迷彩)」と「手袋(合革)」が猟が終わると一晩干してある。

 帽子もツバ付きに変えて2Fへ登る。

   新参者(でも今年で20年経つ)は1Fには竿(坂網)を置かせてもらえない

     長靴と合羽に着替えて網を持つ。

        「あ!また懐中電灯忘れた!」

          物忘れの多い私は「ちょっと持ち帰る」とそのままになってしまうのだ。

 止む無くそのまま坂場に上がることにする。

   帰り道は月も17夜くらいだから時間が経てばなんとかなるだろう。

      いやそれより道を覚えてるから歩く不安はないのだ。

        むしろ「鴨」が捕れたときが心配なんだが、この時期はなかなか捕れない。

そうしてるうちに鴨池の北北西の丘陵地「落とし」と呼ばれる坂場に着く。

   ホントは「孔明(アナ)」なんだが場所が悪そうに思い皆の了解をもらい「落とし」に移動する。

時間は既に夕方の5時半を廻ってる。

  ちょっと急がねばなるまい・・・・

     手入れしてある坂網は1枚仕掛けるのに約1分ちょっとかかる。

        私の網は手入れ不充分で1分半

           今日は(最近)5枚の網を持ち歩いている。

             時間にして約10分弱だが、そんなゆっくりとはしていられない。

               「特急モード」に切り変えて網を組み立てる。

「カセ(竿本体・持ち手)」と「羽竿(ハザオ・メダケ2本でできている)」を分ける。

   「羽竿」には網が付いている。

    「カセ」にT字型に付いている「クムギ」と言うものがある。

       その「クムギ」の両端には「羽竿」を通す糸がある。

          「羽竿」をその糸に通して

            「カセ」の少し下に「羽竿」の先に張った糸が張るように固定する(紐で括る)。

「羽竿」の両端に張った糸(向こう霞)と羽竿にかかる網を伸ばす。

  「羽竿」には「コザル」というリングが左右2個づつあるのだが、そこに通した糸に網が通してある。

    その網の三角になる下には「メタ」と呼ばれる要がある。

      この「メタ(猟師仲間では『メタ〇ンポ』と呼ぶ)」を

       「カセ」のT字型の中心にある「メタバサミ」で「メタ」を挟み込み網全体を張ります。

あとは竿全体のバランスを調整するんですが、これも個人差がありまして。

   私のように「手入れしてない」網はかなり調整が必要になってくる。

     やはり名人と呼ばれる人たちの網は素晴らしい!

そんな網を坂場に重ねて置くわけだ。

  手で前に突き出すように構えた網を「鴨」が来たら真上に(斜め上)起こして投げ上げる。

     このとき「カセ」の下に掛けた人差し指の指先1cm以内で上に投げ上げる。

鴨がいろんな高さや速さで飛んでくる。

   斜めにも飛んでくる(ハスカイ)

     大きく円を描くようにも飛んでくる(ワァカク)

       手前の茂みから急に飛び出すものも(ピンコドリ)

          真っ直ぐに飛んできたものが場(坂場)の手前で高くなる(ノビアガリ)

いろんな出方があるが、それぞれに対応できないとなかなか捕れない。

  今回はかなり素直な鳥だったようだ。

隣の「ユージ」さんが1羽目を網に入れる。隣の「イケダ」さんも横から網を出し捕獲

 「ユージさん」は「ヒトカケ入り(2羽入れ)」していた。

    それからもなかなか場に乗らずイライラしてくる。

       そのときは「あの場のほうが良かったかな・・・・」などと考え集中力がなくなる。

そうしているうち、だんだん「落とし」に群れの通りが近づいてきた。

   緊張の時間の始まりだ!

     私の左側に来た群れに網を当てたら「ひとつ」引っかかり「アニさん」の網と2重打ちになる

       先に入った方に権利があるので〆に行く。

     2羽目は右に一群れが来たので思いっきり上げると「チヤクン!」

       順調だ!(^^)

こんな美味しいことは滅多にない! もしかして・・・

その予感は的中!

  次のむれは私の頭の上に!

     思いっきり投げ上げると2羽が引っかかるように落ちていった・・・・

       網を追いかけると見事2羽とも編みに絡まっていた。

こんな調子でこの日は最後まで順調。

   結局「落とし」で14羽  「孔明」では2羽

      合計で16羽がとまった!

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きれいに並べてみる

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でも腹のほうが判りやすいか!

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それでお店に卸すときは、富山県の「鳥インフルエンザ」のこともあり

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このように袋入れにするんです。

     この現状を知ってました?

         猟師もつらいよ・・・・
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by sakaami | 2011-01-22 10:50 | 伝統猟法「坂網猟」